訪問入浴介護の方法と注意点

公開日:2016.06.07

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施設での勤務の場合、あまり訪問入浴には関わることがないと思います。しかし、近年訪問入浴の需要は確実に増えているようです。今回は訪問入浴の流れ、マニュアルを説明させていただきます。

訪問入浴とは

訪問入浴とは、入浴車と浴槽を用いて、被介護者が安全で衛生的な入浴ができるサービスのことを言います。バイタルサイン(通常は血圧、脈拍、体温)等の確認のため、介護者以外にも看護師を含めたスタッフが訪問入浴を担当し、基本的には介護職員は2名、看護師1名というチームが大半です。

自宅で入浴が難しい寝たきりの方でも安心して入浴でき、入浴の基本的な効果を受けることができます。例えば、血行促進による褥瘡(じょくそう)予防、清潔になることによる細菌感染予防、精神面でも気分転換や爽快感が得られます。サービスの中で爪切りやシーツ交換、耳掃除等も行うようにすると良いでしょう。※耳掃除を行う場合はくれぐれも耳の奥まで行わないようにしましょう。

訪問入浴の流れ

おおよそ一時間弱で訪問入浴は行われます。しかし、あまり急いでしまっては、被介護者はリラックスができません。こちら(介護者)の都合で動かないようにしましょう。

看護師がバイタルサインチェックを行っている間に浴槽、お湯等の準備を行いましょう。この際、居宅が濡れないよう防水マット等で床を保護するとよいでしょう。お湯の温度の確認を必ず忘れないようにして下さい。浴槽のタイプは色々あると思いますが、組み立て式が多いと思います。この場合しっかりと留め具をとめないと、分解・水漏れ等してしまいますので注意して下さい。

次に浴槽へ移動していただきます。被介護者の安全を第一とし、一つ一つの行動に声掛けを行い、脱衣介助後ゆっくりと二人介助にて浴槽に入って頂きましょう。このとき無理に一人で行うと怪我の原因となります。また、身体があまり露出しないようバスタオルを体にかけるなど配慮が必要になります。特に女性の場合は洗髪時なども、浴槽の中でも体を隠せる配慮をすると良いでしょう。 

洗身洗髪を行います。通常の入浴介助はシャワー等を使い行いますが、訪問入浴の場合は浴槽の中で行います。身体状況に合わせ、洗身時は無理に体を動かさないようにしましょう。その後体調に合わせた入浴時間をとり、リラックスしていただきましょう。浴槽内にいる時も必ず目を離してはいけません。これは通常施設での入浴介助と同じです。

声掛けを行いながら上がり湯をかけます。寝具の上にあらかじめ大きめの防水マット、マットの上にタオルを敷き、体を拭きます。このときゴシゴシと拭いてはいけません。また衣服の皺等も無いようにしましょう。着衣後、再度看護師によるバイタルサインチェックを行います。

その間に介護者は使用した機材を洗浄、消毒し、移動した家具等があれば元に戻します。ベッドに敷いた防水マット等を忘れないようにしてください。

実はこんなサービスもあります

訪問入浴にも実は天然温泉を使った入浴サービス、炭酸風呂を使った入浴サービス、また入浴剤や季節にあった菖蒲湯、柚子湯等のサービスを行っているところもあるようです。余裕があれば確認しながら行っていけるとよいでしょう。ただ中には敏感肌の方や入浴剤等の匂いを嫌う方もいらっしゃいます。サプライズ!ではなく被介護者の意思をしっかり確認しましょう。

まとめ

訪問入浴はご自宅での介護者の負担を少しでも減らせるサービスです。入浴以外の過剰な介助は必要ありませんが、爪切り耳掃除程度をされると喜ばれるでしょう。また、訪問入浴を行う居宅は、十分な広さを兼ね添えていない場合がほとんどです。家具の移動を行ってもまだ狭い場合もあります。周囲の物に注意しながら介助を行いましょう。

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