ケアマネジャーの1ヶ月の業務の基本的な流れ

ケアマネジャーのスケジュール

ケアマネジャーの資格を取ったけれども、実際の詳しい業務内容についてわからない方も多いのではないでしょうか。

介護職員として勤務していた際にケアマネジャーと関わることはあったけれども、細かいところまでは知らなかったという方や具体的にはどのような仕事なのだろうと思う方も少なくはありません。

そこで今回は、居宅介護支援事業所で働くケアマネジャー(以下居宅ケアマネ)の1ヶ月の業務の流れについて紹介したいと思います。

居宅ケアマネの業務の1ヶ月間の大まかな流れ

居宅ケアマネの業務は、インテーク、アセスメント、ケアプランの原案作成、サービスの調整、サービス担当者会議、モニタリング、給付管理業務などがあります。

インテークとは、初回の面接のことです。アセスメントとは、利用者についての情報を集め、共有することです。

1人の利用者に関してまず最初に行う給付管理業務ですが、前月分のサービスに関して、当月の10日までに行わなければなりません。

このため、ケアマネジャーの業務は、給付管理業務が終わった当月10日頃からスタートするような感覚でとらえていただけるとわかりやすいです。

ケアマネジャー業務のはじめの10日間(月の中旬から)

主に、新規利用者のインテーク、アセスメントやケアプランの原案作成、サービスの調整、サービス担当者会議、モニタリングの時間として使われます。

もちろん、これらの業務は利用者のサービス開始希望時期によって変わってきますので、一概にこの時期に行えるという訳ではありません。

また、サービス担当者会議は1度に様々な事業所の担当者が集まることになりますので、それぞれの担当者、そして、肝心の利用者、その家族との時間調整が難しくなることがあります。

余裕をもって日程調整を行うことで、より多くの出席者の確保が可能になります。

モニタリングについても、利用者や家族に訪問の日程調整を行う必要があります。

家族の都合のつきやすい時間帯や、利用者のサービスの利用状況を把握しておくと、日程調整が行いやすくなります。

利用者の急な体調変化などで、早急にとりかからなければいけなくなる業務などが発生することがあります。

そういった事態に備えられるようにするためにも、事前にわかっている業務については、速やかに取りかかっておくことがスムーズな業務につながります。

ケアマネジャー業務の次の10日間(月の下旬ごろ)

月末が近づいてくると、利用票や提供票の作成・交付時期になってきます。

翌月の予定表である利用票を作成し、利用者に同意を得ることと、提供票といって、事業所側に配布する予定表を作成し、事業者に交付していきます。

その他に、モニタリング結果の入力業務や、もちろん新規利用者がいればその対応などを行うこともあります。

ケアマネジャー業務の最後の10日間(月のはじめごろ)

月のはじめになると、前月分の利用実績がケアマネジャーのもとへ集まってきます。

ケアマネジャーはその実績をもとに、給付管理票の入力を行います。

当月10日までに給付管理業務を終える必要があります。

また、月初には介護保険更新者の対応業務が発生することもあります。

該当者がいる場合、更新書類の代行申請を行います。

その他のケアマネジャー業務

ケアマネジャーが、1ヶ月のうちに行う業務は他にもあります。

入院している利用者の状態の確認、援助困難事例への対応、施設の入退所支援、新規サービス事業所へのあいさつや見学、地域ケア会議などへの出席などです。

これらは1ヶ月のうち、いつでも行う可能性があります。

時間に余裕がある際に行えるようにしておくといいでしょう。

まとめ

居宅ケアマネジャーの1ヶ月の業務についてご紹介させていただきました。

それぞれの業務ごとに、記録と入力が伴う業務内容ですので、デスクワークも多くなります。

ただ、利用者やサービス提供事業者とのコミュニケーションもなるべく多くとっていきたい職種でもあるので、バランスよく時間を使えるといいですね。

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