これからの日本における介護人材の確保

現在日本では、企業で働いている優秀な人材が、親や家族の介護を理由にこれまで働いてきた会社を退職する事のないよう、介護施設の整備や介護人材の確保といった“介護離職ゼロ”に向けての政策に取り組もうとしています。

これには「介護施設の整備よりも介護人材が集まらない事が問題」「予算はどう確保するのか」等の批判が多数ありますが、この政策によるメリットもあるはずです。ここでは介護離職ゼロ政策が進行した場合に、介護職員にどのようなメリットがあるか考えていきます。

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雇用のさらなる増大が見込まれる

今後日本では国民の3人に1人が65歳以上という時代がやってきます。国は海外から研修生を招く等、介護人材の確保を重要な課題としています。介護施設の整備をしても介護人材を確保できなければ運営は困難です。そのため、これからも介護職員の高い需要が見込まれます。全国的に介護職員の求人数が増加していく可能性が十分にあります。

介護職員は年齢や性別、経験で差別される事の少ない業界です。これから介護の仕事を目指す人は、やる気さえあれば採用されるチャンスが広がります。これを機会に介護業界で働く方法について真剣に考えていく事をお勧めします。

働く選択肢が広がる

これからの日本では、高齢者の健康と暮らしを守るため様々な事業が展開される可能性があります。日本を代表する大手企業も介護施設の運営を開始しているのです。その他にも介護人材不足や介護職員への負担の軽減に対応する介護ロボットの開発、単身高齢者の孤独死を防ぐための見守り事業の強化、高齢者の孤独感を解消するためのシェアハウス等、高齢者に関する様々な事業が開発されていて、介護職員にとっても知識と技術を活かして働く会社、働く分野が広がります。

社会的な評価が高まる

昨今、介護職員は、研修を受ける事で一部の医療行為が可能になったり、介護に関連する多様な知識を求められる等、仕事内容は膨大なものになっています。つまり介護職員が高齢社会を支える存在として重要視されています。

これから国が介護離職ゼロに向けて事業に取り組む中で、介護職員の活躍が改めてクローズアップされて社会的な評価が一層高まる可能性があります。今後大切な事は、介護職員自身が自分の仕事に自信とプライドを持って取り組む事です。介護職員がいなければ支援を必要としている人の健康、安全、充実した暮らしを提供する事ができません。介護離職ゼロという重要な役割を担っている使命感を持って業務にあたる事が重要です。

職場環境を魅力的にして介護人材確保に貢献する

介護の仕事は責任も重く深い知識や優れた技術を要するため、人材不足であっても優秀な人材確保が求められます。多くの人々が介護という社会全体の課題に関心を持ち、自分のできる範囲で困っている人を助けたいと感じていただける事が重要です。

これからは介護の仕事をいかに魅力的なものにして人材を確保するかが重要課題になります。介護職員が仲間と共に利用者を支えるという姿勢で、共に議論や勉強を重ねながら最適なサービスを提供する、悩んでいる職員がいれば声を掛けて共に問題解決に取り組む等、さらに魅力的な職場にすることです。その結果、不足している介護職員の人材確保といった社会貢献にもつながります。

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