介護士になりたい!介護士を目指すための転職術

公開日:2015.12.09

超高齢化社会を迎えている日本において、介護士のニーズは年々高まってきています。超高齢化社会の進行に伴い、介護士の増員ペースは追いつかず近年では人手不足が問題となっています。

みなさんが介護の仕事に夢や自分の将来像を見いだし、介護士への転職に積極的にチャレンジしていただけたら・・・そんな願いを込めて、ここでは介護職に転職するためのポイントをお話しします。

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Q1.はじめに〜介護士とは?〜

介護士とは、高齢者の方や身体の不自由な方で介護を必要としている人たちの日常生活を支援する職種のことです。介護業界には、サービス提供責任者、生活相談員、ケアマネジャーなど様々な職種があります。そして、それぞれの職種に適した資格を取ることでステップアップを図ることができます。

介護士は、一定以上の知識や技術、経験を身につけなければできない専門職と言えるでしょう。介護を受ける方が“その人らしく”以前と同じように日常生活を送れるようにするためには、このような専門的な知識や技術を習得し、利用者の方々を支えることが必要不可欠となります。

その専門性を活かし、利用者の方の日常生活を支えていくことが介護士の「やりがい」といえます。身につけた専門的な知識や経験を活かし、介護を受ける方の気持ちを前向きにし、また人生をより良い方向に変えていける素晴らしいお仕事です。

Q2.介護士の仕事内容は?

介護士の仕事を一言でいうと、利用者の身の回りのお世話をサポートすることです。利用者が、自分らしく、いきいきとした日常生活が送れるようになることを目的としています。

介護士で就業できる場所は多岐にわたります。代表的には介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、有料老人ホーム、認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)などの施設があげられます。
介護入所型の施設の場合、介護は24時間体制で行われています。

そのほかにも、通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)など、利用者が日中だけ滞在する日帰り施設での介護、在宅利用も日帰り利用も泊まりもある小規模多機能施設(小規模多機能型居宅介護)もあります。

介護士の仕事は、介護保険制度上は無資格でも就業できます。ただし、資格があれば就職にはより有利になることは違いありません。

Q3.介護士に必要な資格は?

この高齢化社会において介護の重要性は今後どんどん増していくこととなるでしょう。その中で、福祉・医療の資格が、就職・転職に有利に働くことはいうまでもありません。

無資格の方でも就業可能な職場はもちろんありますが、福祉・医療業界への転職を考えているなら、まず資格を取得することから始めることをお勧めします。ここでは、介護業界で働くために取得しておきたい資格についてご紹介します。

<介護業界の主な資格>
主な資格には、介護職員初任者研修、介護福祉士、ケアマネジャー(介護支援専門員)、社会福祉士、介護予防運動指導員、福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター、介護事務(ケアクラーク)、ガイドヘルパー(移動介護従事者)、高齢者コミュニケーター、生活相談員があげられます。

<資格の第一歩は「介護職員初任者研修」>
介護業界に必要な資格として、まず受講するのが「介護職員初任者研修」です。介護保険制度には欠かせない、資格の登竜門と言えるでしょう。
この資格は、介護を行う際に必要な基本的な知識と技術、その考え方の過程を理解することを目的としています。

介護職員初任者の資格を取得すると、入浴・食事・排泄などの身体介護や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活援助を、日常生活を送るのが難しい高齢者や身体障害者の自宅を訪問し、援助を行う仕事ができます。また、訪問だけではなく、特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護福祉施設で働く場合もあります。

<介護士のキャリアップ>
介護職員初任者研修の受講後には、実務経験を積み、介護職員実務者研修を受講し、3年後に介護福祉士、5年後にはケアマネジャーというようにステップアップしていくことができます。

●介護職員初任者研修
講義と演習を合わせ、計130時間のカリキュラムで構成されています。
基本的な介護の知識や演習から実際の生活支援技術に至るまで、介護職員として必要不可欠な内容で構成されています。
演習では、実際に利用者の自宅を訪問し、入浴、食事、排泄などの身体介護や、掃除、洗濯、調理などの生活援助を行います。

↓実務経験3年

●介護職員実務者研修
講義と演習を合わせ、計450時間のカリキュラムで構成されています。
介護初任者と同じく、生活援助と身体援助を行います。指示を受けることなく、介護業務を実践することが求められます。

↓実務経験3年

●介護福祉士
介護職員初任者や実務者と同じく、一般的に施設や民間のサービス事業所ではたらきます。また、訪問介護事業所で管理職としてはたらくこともできます。介護のプロとしてはたらくために、的確な介護の実践が求められる国家試験のある資格です。

↓実務経験5年

●ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護支援専門員実務研修受講試験を受ける必要があります。そして合格後は、実務研修を受講します。その後、各都道府県で介護支援専門員の「登録」を行い、都道府県知事に対して申請を行うことで「介護支援専門員証」が交付されますので、初めてケアマネジャーとしての業務を行うことが可能です。
利用者の希望や状態にあった適切なサービスを提供するための、ケアプランを作成します。

●認定介護福祉士
介護チームのリーダーとして、居宅・施設サービスを問わずさまざまな利用者様、生活環境、サービス提供形態などに対応し、サービスを実践します。介護またチームのリーダーとしての役割を担い、サービスのマネジメントや質の向上を目指します。

(参考リンク:http://www.careshikaku.com/about_guide

Q4.介護士の平均的な給与は?

それではここで、気になる待遇面のことをご紹介します。

介護士の給料は他の職種と比べると、それほど期待できないのではないか・・・そんなイメージが一般的に浸透しているのかもしれません。
一般的に待遇が低いと思われがちな介護士の給料も、実は職種によってさまざまです。

また、その職種によって子育てと仕事の両立など、自分のライフサイクルにあった働き方ができる職場も多くみられます。
ここでは、主な職種別の平均給料をご紹介します。

<介護士>
●直接雇用(正社員・パート)
年収:258万円
月給:19万円
時給:924円
●派遣
時給:1150円

<ケアマネジャー(介護支援専門員)>
●直接雇用(正社員・パート)
年収:372万円
月給:26万円
時給:1300円

<看護師>
●直接雇用(正社員・パート)
年収:474万円
月給:33万円
時給:1700円
●派遣
時給:1800円

<准看護師>
●直接雇用(正社員・パート)
年収:409万円
月給:29万円
時給:1600円
●派遣
時給:1700円

<機能訓練指導員>
●直接雇用(正社員・パート)
年収:325万円
月給:23万円
時給:1528円

<生活相談員、福祉用具専門相談員など>
●直接雇用(正社員、アルバイト・パート)
年収:299万円
月給:20万円
時給:964円
●派遣
時給:1134円

<サービス提供責任者>
●直接雇用(正社員、アルバイト・パート)
年収:309万円
月給:21万円
時給:964円
<管理職、管理職候補(施設長・ホーム長・理事長・所長など)>
●直接雇用(正社員)
年収:400万円
月給:26万円

<調理・清掃・リネン関係>
●直接雇用(正社員、アルバイト・パート)
月給:18万円
時給:900円

<介護事務>
●派遣
月給:19万円
時給:1032円

ご覧のように、介護職といっても職種や働き方によって給与の水準がそれぞれ異なります。

ご自分の能力や希望する就業形態を考慮し、転職の際に役立てていただければ幸いです。

Q5.介護職の求人を探すには?

介護職の求人情報は、主に以下の媒体で探すことができます。

●ハローワーク(公共職業安定所)
基本的にハローワークに登録するため情報量が最大級といえます。全国の求人が検索できるため、利用者が最も多い媒体です。

●求人サイト
一般的に情報量が多く、瞬時にタイムリーな情報が得られます。

●求人情報雑誌、折込チラシ
駅構内、コンビニエンスストアなどに設置されており、エリアが絞られた身近な情報が得られます。

●人材紹介・人材派遣会社
派遣会社との雇用関係により、派遣会社に登録されている事業所へ派遣という形態です。介護業界への転職が初めての方にお勧めです。

Q6.就職に備えて

特に初めて介護職に就かれる場合、事前に自分の適性や働き方を知っておくべきだと考えます。就職や転職する前に知っておくことで、心の準備が出来、自信を持って実際のお仕事に備えることができます。以下のポイントを参考にしてください。

●まずは自分の適性を知ること
介護職の適性があるかどうかを知ることは、介護のお仕事をする上での第一のステップです。特に介護職は利用者との人間関係が職場で占める割合が大きいため、利用者との意思疎通が丁寧にできるかどうかというところが重要なポイントとなります。
また話し上手というよりは聞き上手であり、かつさまざまな価値観を受け入れられる寛容さ、責任感があり献身的に介護に携われる方であれば尚良いでしょう。

●できる限り事前に施設を見学する
転職を希望する介護施設が見つかったら、面接時などに現場を見学させてもらえるか尋ねてみるとよいでしょう。
施設の雰囲気、職員の働き方、利用者様の様子など、実際に訪問し空気を肌で感じたうえで、自分がその施設で頑張っていけるのか、じっくり検討してみることをお勧めします。

●自分のライフスタイルとのマッチングを
就業先を探すうえで必要なことは、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかどうかという点が重要となります。勤務日数、勤務時間、休日、また、子育てと両立できるかなど、無理なくはたらける環境かどうか、あなたの希望する条件を理解してくれる施設かどうかもふまえて転職先を選んでください。
せっかくのご縁があって共に働けることになるのですから、採用する側も介護職に就かれる方も、お互いに気持ちよく働ける職場でありたいものです。

Q7.介護職員の相談窓口について

インターネットでは、介護に従事する方々ができるだけ不安や悩みを軽減し、安心して仕事が続けられるよう、介護職員専用の悩み相談窓口サイトが設置されています。今後、このように介護職員の悩みをサポートする動きが今後ますます増えてくると予想されます。一人で抱え込まず、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。

・介護の不安を解消できる「安心介護」
http://ansinkaigo.jp/

介護職のひとや目指すひとを応援する情報サイト「けあとも」
http://www.caretomo.com/

8.まとめ

介護サービスの事業所・施設は、全国に約15万あります(厚生労働省/平成25年度)。介護サービスは高齢者の方にとっては日常に欠かせないものであり、介護の仕事はこれからもますます需要が高まっていくことでしょう。

これから介護職を目指す方にとって大切なのは、介護業界でどのような人材が求められているかを知り、自分の適性も考慮して適切な施設や雇用形態で就業先を見つけられるかどうか、というところが重要となるのではないでしょうか。

そのためにもさまざまな情報をできる限り多く収集し、あなたにとって最も働きやすい職場に出会えることを心から願っています。

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