今回はデイサービスでの介護について書いていきたいと思います。
通所介護は通称『デイサービス』と呼ばれます。デイサービスは利用者が可能な限りの日常生活を送ることができるように、主に自宅に引きこもりがちな高齢者の孤独感を解消することや施設内での入浴サービスや栄養のある食事を提供し、利用者の日常生活のリズム作りをしています。
デイサービスでは、介護の資格をお持ちでない方も働くことは可能です。しかし、自宅から施設まで、施設から自宅までを決まった時間に送迎するため、運転免許は必要な場合が多いです。送迎専門の介護送迎ドライバーが居る施設もありますが、基本的に介護士が交代で送迎をすることが多いので、普通自動車免許は持っておいたほうが良いでしょう。
デイサービスでの一日の流れは、まず利用者をお出迎えします。次に看護師が健康チェックを行い、そしてその日に利用者が入浴などのサービスの受けられるかどうかを決めます。その後、多くの施設では機能訓練やレクリエーションなどを行う場合が多いです。
例えば、利用者がリハビリ機器を使い機能訓練を行う際には、介護士が利用者をリハビリ機器へ誘導し、移動中も安全に配慮しながら付き添いを行います。また、利用者の中には囲碁や将棋をゆっくりと楽しみたいという方も多いので、介護士はそれらの見守りも行います。
それらが終わり、お昼になると食事の時間です。必要に応じて介護士は利用者の食べている状態や嚥下が上手くいっているか、食事の大きさや口に含んでいる量は適切か、水分摂取ができているかなど細かくチェックしておくことが要求されます。
高齢者は食べ物が少し大きいだけで、のどに食事を詰まらせることもあります。食事介助もまた介護士の重要な仕事の一つで、美味しく食べて頂くと同時に、危険がないかを常にチェックしておくことも重要です。
続いては入浴です。入浴はデイサービスで最も必要とされるサービスの一つです。『家のお風呂に一人で入らせるのは危ないけれど、自分たちで入れるのも不安がある。』という家族も多く、お風呂のサービスだけを利用する利用者も沢山いるほど需要は高いです。
お風呂の介助をするときも、介護士は利用者が浴室で滑らないように注意をし、きちんと下着を替えているか、身体にアザや傷は無いか、清潔に管理が出来ているかなど入浴時にわかる情報もチェックします。
万が一介護士が利用者の身体にアザや傷を発見した場合や同じ下着をずっとはいていた場合には責任者に報告します。その報告業務もとても大事な仕事です。
それらが全て終わると、最後にそれぞれの自宅までお送りするという仕事内容です。
デイサービスでの一日の流れはこういった様子です。比較的元気な利用者が多いので 行動範囲が広く、注意を払う必要があります。デイサービスではこのように一日を通し、色々な方とおしゃべりしたり、ふれあったりすることが出来ます。
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