デイサービスの生活相談員とケアマネジャーの連携

デイサービスの生活相談員とケアマネジャーは、お互いに協力しながら利用者に最適なサービス提供が行われるよう連携する事が重要です。サービスの問題点やケアプランの内容について議論を重ねたりして信頼関係を構築していきます。心身機能の維持や孤独感の解消、家族負担軽減といった目的を実現し、利用者の自立した生活をサポートするデイサービスの生活相談員とサービス利用をサポートするケアマネジャーの関係について紹介します。

病院の廊下

利用者の情報共有

デイサービスの利用者は、ケアマネジャーからの紹介で事業所を利用することになります。ケアマネジャーは利用者の状態に合ったデイサービスを紹介し、情報を生活相談員に伝える必要があります。デイサービスによっては受け入れが難しい場合もありますので利用者情報は正確に伝える事が大切です。

デイサービスの生活相談員は、利用者の相談援助業務を行いながら心身の状態変化、サービス利用中の様子、生活上の問題点等、把握した情報をケアマネジャーに伝える必要があります。ケアマネジャーはケアプランの内容について適切かどうかを利用者に確認する義務があります。そこで生活相談員からの情報が役に立ってきます。

利用者情報については書面にて使用許可を頂き、情報共有に役立てる目的を明確にする事が大切なので、互いに利用者情報を共有する際は個人情報の取り扱いに気を配る必要があります。

デイサービスの生活相談員とケアマネジャーは日頃からコミュニケーションを深め、利用者の情報を共有しながら状態の変化に速やかに対応する必要があります。

必要なサービスの調整

デイサービスの生活相談員は、利用者から「利用回数を増やしたい」といった相談があった場合、速やかにケアマネジャーに連絡します。何故ならサービス内容の変更によってケアプランを新たに作成する必要があるからです。介護保険サービスは基本的にケアプランに基づいた内容で行う必要があり、1割負担で利用できる上限もあります。サービスの変更はデイサービスだけで判断できません。

ケアマネジャーは、生活相談員や利用者からサービスの変更を依頼された場合、ケアプランを確認し、1割負担の上限や他のサービスの利用状況等を考慮して内容の変更を行います。場合によっては事業所の変更やサービスの改善をデイサービスの生活相談員に伝えます。

サービス内容が変更となった場合、特に利用者の状態把握が重要になります。変更したサービスは利用者にとって最適か、他に必要なサービスは無いか、本当に現在の事業所で良いのかといった観察と確認を注意深く行い、事業所の利益ではなく利用者の利益になる事を生活相談員とケアマネジャーは共に進めていきます。

お互いの所属する事業所に関する情報交換

デイサービスの生活相談員は、自分が所属している会社の事業をケアマネジャーに紹介する役割も担います。ケアマネジャーにアピールしないと事業所の存在自体気付かれず、サービスを必要としている方に行き渡りません。特に新規オープンした事業所、紹介実績の無い事業所は、ケアマネジャーに何度もアピールする事が大切です。

ケアマネジャーとして新たに着任した場合は自らデイサービスを回って地域の社会資源を把握する必要があります。また、ケアマネジャーの変更や営業時間といった事業所の体制に変更があった場合には、速やかにデイサービスへ連絡します。このような情報交換を重ねながら、互いの信頼を高めていきます。

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