デイサービスでの介護職の役割

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デイサービスとは

通所介護はデイサービスと言われ、自宅で暮らす高齢者の身体機能の維持、介護する家族の負担軽減などを目的とする施設です。デイサービスでは、主に朝から夕方まで施設で過ごして食事や入浴等のサービスを受けて帰宅することが多いです。

しかし最近では午前のみ、または午後のみと言った短時間で利用できる半日型のデイサービス等、形態も多様化しています。定員は施設によって異なり、100名の大規模なデイサービスもあれば、10人程度の小規模でゆったりとした雰囲気を味わっていただけるデイサービスもあります。
また、施設によっては食事、レクリエーション、機能訓練、入浴など提供されるサービス内容は千差万別です。

・食事
季節やイベントに合わせて、利用者に楽しんで頂けるような、趣向を凝らした料理を提供します。
例えば、利用者の誕生日には特別食を用意され、クリスマスや節分といったイベントの際には、ケーキや巻き寿司が用意します。また、バイキング形式の食事を企画するなど楽しい食事になるよう工夫されています。

・レクリエーション・機能訓練
レクリエーションは施設によりカラオケや手芸、おやつ作りや工作など多岐にわたります。また、外部から講師を呼んで本格的な書道教室を開いているような施設やアロマ、音楽療法を行っている施設もあります。

また、機能訓練ではトレーニングマシンを使い、理学療法士などの指導のもと、身体機能向上の為の運動を行います。

・入浴
広い温泉のような浴槽がある施設や、檜風呂などのお風呂が用意されている施設もありますし、
重度な方に対応出来るように機械浴が用意されている施設もあります。

就職を希望する際には定員、設備、理念、サービス内容などを詳しく確認し、一度見学を行った上で勤務先を選ぶ事をおすすめします。

デイサービスで求められるスキルとは

デイサービスは特にコミュニケーションスキルが求められます。他の高齢者施設と異なり、比較的介護度の軽い方が多いので、利用者と会話やゲームなどのレクリエーションを通してコミュニケーションを取ることが最も重要です。職員と利用者がより密接に関わるために職員自身が仕事を楽しむことが利用者との信頼関係の構築に重要となります。

デイサービスのやりがい、待遇、今後について

デイサービスは利用者との会話やレクリエーションなどを通して利用者とコミュニケーションをとる機会が多く、職員自身も働く喜びを感じられる施設だと思います。最近ではお泊りデイという夜勤業務が必要な所もありますが、基本的には朝から夕方までの勤務なので小さなお子様のいる方でも安心して働ける場所です。

しかし、夜勤がないため、夜勤がある施設と比べると、月収面では劣ってしまいます。
賞与に関しては、夜勤の有無にかかわらず基本給を基準にしている施設がほとんどの為、デイサービスとその他の施設で大きな違いはありません。

現在、デイサービスの急激な増加やデイケア、小規模多機能型居宅介護などのサービスの多角化によりデイサービスはより一層の工夫が迫られています。近年では介護関連の施設数が右肩上がりに増えており、介護生活を送る高齢者の需要がますます増えることでしょう。

このような意義のあるデイサービスは、これから介護の仕事をしようとする人にもやりがいと働く喜びを提供してくれます。これから重要となる高齢者の在宅ケアの充実のためにも、多くの人の力が必要でので、デイサービスで皆さんが持つ能力を積極的に発揮していただければ幸いです。

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