夜勤の介護ってどんなことをするの?

介護職はどの求人サイトなどを見ても夜勤の募集がある求人がほとんどです。でもいったい介護職で夜勤の時間帯とは具体的に何をしているのでしょうか?夜中に利用者が寝ているときにも介護をする必要があるのでしょうか。今回は夜勤の介護のお仕事について説明していきます。

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夜勤のシフトについて

夜勤の回数は施設によって異なります。平均して月に4~6回の夜勤を行っている施設が多いです。
夜勤の勤務時間帯ですが、夕方16時頃~翌日9時頃までの16時間程度勤務する2労働制の夜勤、または22時頃~翌日7時頃までの8時間程度勤務する1労働制の夜勤があります。

2労働制の夜勤では1回の勤務で2日出勤した扱いとなり、夜勤を終えた日は休み、そして翌日も休みとなります。また、1労働制の夜勤でも夜勤を終えた日は休みになる場合も有りますが、2労働制の夜勤と比べ、労働時間が短いため続けて翌日に夜勤に入ることもあります。どちらの勤務にしても、夜中の仕事の為、しっかり休まないと身体に負担になります。

夜勤の仕事内容

仕事内容は主に入居者への食事の準備、服薬の準備、排泄の介助、状況の記録、見回り、ナースコールの対応、日勤との引継ぎなどになります。これも介護の基本的な内容なので施設に確認してみるといいでしょう。

夜勤には夜勤手当が支給されます。手当は平均して給料+平均5000円程度が相場です。最近では職員不足のため、夜勤手当を高く設定しているところもあります。
給料が高いところをお探しの方は夜勤手当の高いところに行くといいかもしれません。

夜勤については施設によって全く仕事内容は異なってきますし、また仕事量も異なります。
沢山稼ぐために夜勤のシフトに集中して入りたいという方も中にはいらっしゃいますが、夜勤帯は職員の数も昼間より少なく、1人あたりの受け持つ利用者の数も多くなります。その為、夜勤職員にかかる負担は大きいです。利用者は夜中の時間帯は基本的に寝ているとはいえ、徘徊されることもあります。また、寝ている間に容態が急変する恐れもあります。そういった利用者の挙動について、情報をいち早く把握する必要があります。

入居者の介護度が低ければまた仕事の量も変わってきますが、介護度が高いと体力も必要になってきます。利用者の介護度も日々変化してきますので、それに合わせて決まった人数で利用者を介護することは本当に大変なお仕事です。

また施設によって夜勤専門の方が居る場合が多くあります。そういった夜勤専門の場合は、月に10回程度の出勤になります。基本給が安いと思っていても、実際夜勤の回数で給料は変動していきます。

転職は考えているけれどあまりに給料の低いところは避けたい、夜勤に全く抵抗が無いという方は夜勤手当の額に目を向けるといいかもしれません。夜勤を経験した人たちは「日勤帯で最も体に負担がかかる業務の入浴介助がない分、夜勤は先輩から聞いていたよりそんなにきつい仕事では無かった」という意見もあれば、「夜勤時は職員が少ないため、緊急時に自身で判断などをする必要があり、経験が必要な責任ある仕事のためとても大変だった。」という意見もあります。また、時間の合間に記録作業をする事もありますが、介護の仕事をしながらでは記録が追いつかない、記録をやっていると作業できないということもあるようです。

本当に忙しくなるのは 夕食の準備や、夕食の配膳、後片付け、排泄介助、着替えなどが一番大変な時間帯となります。それから明日に備えての色々な準備をするので一息つく暇もなかったりする日も少なくありません。やはり人生の中でもっとも大切な部分「食事、排泄、就寝」が主な仕事です。

子供がいる場合でも、施設によっては働きやすい環境も

女性の場合、子供を持つと夜勤にたくさん入ることが難しくなってきます。しかしながら、最近では夜勤回数や勤務する曜日を施設と相談することやお子さんが小さい間は夜勤を免除してもらうといったこともあります。このようにして周囲と相談することで自分に見合った働き方ができるかもしれません。

介護業界での転職についてお考えなら、エタンセルにご相談下さい。

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