ここでは機能訓練指導員という職種を紹介します。
機能訓練指導員は、年齢と共に、身体機能が低下してきている利用者様と対面し、運動機能や日常生活活動能力の回復や維持を目的に、ひとりひとりに合わせた運動プログラムや生活動作の計画を立て、支援する仕事です。ぜひ、就職や転職の参考にしてください。
機能訓練指導員とは、デイサービス、特別養護老人ホーム、病院などの介護施設や医療機関で高齢者へのリハビリ訓練をサポートする職業を指します。特別養護老人ホームやデイサービスでは1人以上の配置が定められており、職種としてはとても高いニーズがあります。今後ますます高齢化を迎えるこの国において、体の機能の観点から高齢者の方が、できる限り自立した生活を送れるように支援する重要な役割を担っています。
具体的な仕事内容は、歩行訓練、筋力トレーニング、マッサージなど、利用者の症状や目的に合わせてプログラムを実施することで、できる限り自立した生活を送れるように支援することです。施設のリハビリにおいては、病院のように機能の回復に重点をおいたリハビリというよりは、日常生活の中で1日24時間365日をどう有効に使えば、利用者が今の状態を維持できるか、というところを中心に考えます。
例えば、利用者が食事をされている動作を見たうえで、他職種と連携をとりながら、実際の生活での問題点をチームで解決していくことが必要になります。利用者含め、チーム全体でコミュニケーションを密にとり、リハビリを実施した結果、利用者の笑顔を見ることができたときは何にも代えがたいやりがいを得られます。
条件としては、柔道整復師、作業療法士・理学療法士、言語聴覚士、あんまマッサージ師、看護師・准看護師のいずれかの資格を取得していれば機能訓練指導員として働くことができます。
機能訓練指導員の平均的な給与は、大阪市における正社員の年収は平均325万円程度です。施設で働く機能訓練指導員は日勤帯での勤務が多いため、仕事と家庭を両立し易い職種です。
機能訓練指導員という仕事は、「なぜそうなるのか」「どう解決すればよいか」ということを自分でしっかりと考えて働きたい、という方に向いていると言えるでしょう。また、年配の方がたくさんいらっしゃる現場です。人生の先輩から学べることも多く、人間性を磨きたいという方にもおすすめできます。
施設においては、他職種の方と連携をとりながらサービスを提供していかなければなりません。他職種のスタッフとはできるだけ専門用語を使わず、お互いがわかる言葉でコミュニケーションをとるほうがいいでしょう。もちろんそれは、利用者、家族とお話するときに心がけるべきポイントでもあります。
これまでのように勤務できる場所が病院ではなく、これからは施設における仕事もますます増えてくると予想されます。それに伴い、人材不足が懸念される介護業界においても、機能訓練指導員は幅広い施設で求められる人材であるといえます。
特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
病院
デイサービス
デイケア
訪問看護ステーションなど
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