介護の現場で行われる実際の業務

介護の仕事は、介護や支援が必要な人の生活支援を支える社会的にも重要な役割を担います。
必要な知識や技術も多く、心身ともにも比較的に大変な職業と言えます。しかし多くの人々を充実した生活に導く事が出来る介護の仕事は、とてもやりがいのある仕事でもあります。

そこで実際仕事に就いたら取り組む様々な業務と、介護職員自身が自らの健康管理を大切にする重要性について紹介します。

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資格を取ってすぐに即戦力として働けるのか

介護の仕事に就く前に、学校や職業訓練等で初任者研修などの資格を取得する方も多いと思います。様々な知識と技術を学んできた方々は、要介護者等の生活を支えるプロフェッショナルとして第一歩を踏み出す事になります。

しかし学校等で教える知識や技術は基礎的な内容が多く、実際に介護職員として活躍するためには職員自身が経験や努力を重ねる必要があります。 例えば移乗介助では、四肢麻痺があり皮膚を少しでも物にぶつけると出血する方もいます。入浴介助では体重が軽くお湯に浸かると浮き上がってしまうことや気管切開をしていて切開部にお湯が入らないよう注意が必要といった様々なケースが出てきます。その際にどのような対応が必要かについては、セミナーや書籍等を活用して取得していく事が大切です。

介護職員は、様々な状態の方の支援に関わりますので常に勉強を欠かさず医療や薬剤、リハビリといった幅広い知識と技術の取得に取り組む事が重要です。このようにして資格を取得してすぐに即戦力となるのは難しく、分からない事は積極的に他の職員に質問するなど常に謙虚な姿勢で業務に臨む必要があります。

介護業務以外の様々な仕事

介護の仕事は移乗や排泄、入浴等の日常生活を送るために必要な活動を支える介助、掃除や料理などの家事支援を中心としています。しかし事業所によって介護職員が行う業務は様々です。

例えば、一定の指導を受けた人には痰吸引等の一部の医療行為や事業所内で行われるレクリエーション等のイベントの企画と実行、マスクやおむつなどの備品管理、感染症や介護方法など研修の企画と実行、緊急時の医療機関への連絡や報告など介護職員の業務は多岐に渡ります。これらを1人で行う事は無く、交代制で様々な業務を行います。

また、入居者記録等をパソコンに記録する事もあるので、基本的なパソコンスキルも必要になります。このように介護職員として働く事は、介護業務ばかりではなく事務的な仕事もこなす場合があると認識しておく事が大切です。介護職員は利用者の生活全般を支える立場にあります。

介護の仕事に就く中で大切な自分自身の心のケア

介護職員の仕事は多岐に渡り、疲れが溜まりやすい職業かもしれません。疲れが溜まると、それが周囲の人々にも伝わって介護拒否をされることや利用者が本音を話してくれない、介助が雑になりケガをさせるといった状況をもたらす可能性が出てきます。

介護職員は、人のために尽くしたいという精神で真面目に仕事に取り組む人が多いですが、自らの健康管理を怠ってしまうと本末転倒になります。利用者のために、そして自分のために日頃から趣味や友人、家族との交流といったストレス解消を大切にして自らの心のケアにも重点を置く事が必要です。

介護の仕事に就く時には自分自身の健康も大切にする

どんな仕事もそうですが、介護職員の仕事も決して簡単な仕事ではありません。例えば、介助中や夜勤の巡回中など強い緊張を感じる場面も少なくありません。しかし、そういった中で要介護者の生活を支えていくために、まずは自分の身体を大切にして心身の健康に気を配る事が大切です。

人はどうしても気持ちに余裕が無くなると行動が雑になってきます。
それが事故にもつながる可能性もあるため、介護の仕事に就く人は自分自身の健康管理も重要な業務の1つです。

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